テレビをWi-Fi接続のパソコンやタブレット・ウォークマンで見る

2014年11月21日金曜日

パソコンで作業している時、横にテレビがあればいいなぁ~と思う時がある。それは特に野球がそうである。実況はラジオで聞き、いい場面になったらテレビをみる。このスタイルが私に合っている。
それではポータブルテレビをと思い検討したが、BSや録画機能がなかったりで、満足がいかない。それにアンテナ線を遠くから引き込むのは美しくないし、受像機が固定されてしまう。そこで、無線を考えたら、ピクセラのワイヤレス テレビチューナー(PIX-BR310L)と言うのが見つかった。これだと、居間で使っているテレビの脇から、無線で電波を飛ばせばパソコンやタブレットでテレビが見られる。
(1)購入先は何社か見たが、いつも使っているAmazonがその中では一番安かったので、アマゾンに決定。
(2)アンテナからの配線はいま手持ちの機器で実現できないかを考えた。
今あるのは2分配器が1個と分波器が2個の計3個。先ずこれらのオスとメスが適合しないと話にならない。更に信号系が合っていること。検討結果、標準的な入力と出力では実現できない。BSアンテナへの電源が確保できれば、入出力が逆転しても信号は流れるはずと考え、次の配線を考えたら、上手く行った。この場合、分配や分波は混合の使い方をしている。こんな配線で、アンテナレベルが心配だったが、REGZAのアンテナレベルで確認したら未だ余裕があった。
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●BS信号の流れ:BSアンテナから来た信号は分配器の出力端子(電源供給側)に入り、同じ出力側に分配と同時に入力側にも分配。入力側から出た信号は分波器の入力側に入り、出力側から出て、テレビREGZAのBS入力端子へ。このとき、地デジの線は空き。一方、分配器の出力側から出た信号は分波器のBS出力側に入り、分波器の入力側を経由して、ワイヤレス テレビチューナーのアンテナ入力端子へ。これでテレビとテレビチューナーにBS信号が行くことになった。
●地デジ信号の流れ:壁に埋め込まれた地デジ用アンテナ端子から出た信号は分波器の出力側地デジ端子に行き、分波器の入力側へ出て、ワイヤレス テレビチューナーへ。REGZAへは壁にあるもう一方の端子から供給。もし、壁の端子が1個ならここで分配器が必要となる所だった。
●分配器と分波器の型番
・分配器:SOLIDCABLE テレビコンセント直付け 2分配器 1端子電流通過型 地デジ BS CS 対応 アンテナ分配器 ソリッドケーブル #4202H-P
・分波器:マスプロ電工 VU/BS(CS)セパレーター(分波器) CSR7D-P、もう一つの分波器は型番不明だがメーカーはマスプロ電工とあるから上と同等品と思われる。
(3)ワイヤレス テレビチューナーの配線
配線はいたって簡単。ここでのポイントは無線LANルータをコンバータモードにして、親機のWiMAXモデムAterm WM3800Rとアクセス可能にしておくこと。
これは説明書通りWPSを使えば簡単なのであろうが、勉強のため敢えてパソコンを使った手動設定編で行った。
無線LANルータ PLANEX MZX-MF300DはREGZAのインターネット用に購入したが、WiMAXだと速度の点で実用的でないので外してあったもの。
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(4)アプリのインストール
・HP Pavilion TouchSmart 10-E020au (Windows 8.1)
アプリ名はStationTV(Windows8/8.1のみ動作)、インストールは順調に行った。 image
放送局のスキャンも地デジ、BSとも問題なかった。あの配線で大丈夫だったのである。放送局を登録しておしまい。
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・Amazon Kindle Fire HD
AmazonのStoreから、StationTVをダウンロードしてインストール。これもすんなり行った。
・Sony ウォークマン NW-F886
F886から playストアにアクセスし、インストールしようとすると、「端末の容量が足りません」のメッセージ。空き容量を見ると80MB位。アプリそのものは40MB位なのであるが、だめらしい。それでは容量を増やすしかないと言う訳で、インストールしたアプリを削除。それで150MB位にはなったが、それでもダメと出る。プリインストールされているアプリは使っていなくても削除できない。それで仕方なく、「設定/アプリ」でアプリのキャッシュやデータの削除をやって、容量を250MB位に増やしたら、インストールできた。
ウォークマンには苦労させられたが、これで3機種使える事となった。
(5)使用感
image左がウォークマンで下がKindle Fire HD。ウォークマンは画面が小さいので使うことは殆どないが、キンドルは机の脇に置くと野球なんかに丁度いい感じ。
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HP Pavilion TouchSmart でNHK BS1を受信。
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画質はいい。普通のテレビと遜色ないくらい。問題は画像が途中で途切れたり、たまに止まってしまう事があること。時間が経って復帰する事もあるが、アプリがフリーズする事もある。これが何に起因しているかは未だ特定できていない。音声出力はパソコン・キンドルとも問題ないが、ウォークマンはボリュームを最大にしないとよく聞こえない。録画用HDはXPのノートに内蔵されていた40MBのIDEタイプをHDケースに入れたのを使ってみたが、大丈夫であった。これで約5時間録画できる。メインの録画は東芝REGZAの方でするので、これで問題ない。まぁ、完璧ではないが、自室でちょっと使うには十分実用になる。兎に角、無線なのでどこにでも置けるのがいい。これが一番だ。 なお、アプリをクリックすると、チューナー探しから始まるので即テレビと言う訳にはいかない。
HP Pavilion TouchSmartnoのHDMI端子からHDMI→DVI変換ケーブルでDELLデスクトップのモニターに接続して見た画像。
(ボケているのは撮影技術のせい。DELLのロゴもボケている。)
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(6)BSアンテナ電源供給用のプレクスACアダプタ追加
居間のテレビの電源をONにしないとBSが見られないという問題を解消するために専用ACアダプタをアマゾンから購入し、分配器に取り付けた。
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これをやると常時、電力を消費している事になる。マスプロ アンテナ BSC45R-SETの規格表によると消費電力はDC15V,1.5Wとあった。すると1か月約1KW。ACアダプターの効率も加味しないといけないが、コストはそれほどかからない。 だが、無線チューナーの方は10W消費するので、ACアダプター電源プラグにスイッチ付き三角タップ(100均製品・キャン・ドゥ)を付けた。
これで一連の作業はこれまで。当分、このままで使って見ようと思う。

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